シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

喫茶店のランチ

 

本当ならこの日はお弁当とコーヒーセットを持ってハイエースでお出かけの予定でした。コーヒーツーリングには寒すぎますので、妻を誘ってハイエースの車内で海でも見ながらコーヒーを淹れてゆっくりしようという積りだったのですが、妻がそれならおにぎりでも作って行こうかと言い出し、それは何よりと乗り気になりました。

 

ところがその前夜、私が何だか寝そびれてしまい、夜中2時頃に目覚めたきり朝まで寝られなくなってしまいました。この状態で運転するのはきついですから、朝7時になるのを待って妻に中止を申し入れ、そこからようやく眠りにつきました。最近こういったことが多くなり、気持ちは若い積りでもやはり歳取ったことを感じます。若い頃のように十数時間ぶっ通しで寝るなどということは到底できませんね。

 

そして昼頃ようやく目覚め、もう昼ご飯の時間となっていましたが、どうせ出掛ける積りだったのだから外に食べに行こうということになりました。
候補は色々あったのですが、最終的には最近2度程モーニングセットを食べに行った喫茶店でランチを食べることにしました。わざわざここを選んだのには理由があって、前回モーニングを食べていた時、妻がメニューにピラフがあるのを見つけ、久しぶりに食べたいと言っていたのです。

 

ピラフといえば、私たちが若い頃は喫茶店の食事メニューの定番であり、エビピラフやカニピラフなどはどこの喫茶店にもあったのですが、喫茶店が絶滅危惧種となり、ピラフを見かけることも殆ど無くなっていました。
ピラフとチャーハンはよく似た料理ですが、ピラフは喫茶店、チャーハンは町中華の定番で、炒めたコメを炊くのがピラフ、炊いたコメを炒めるのがチャーハンなんだそうで、私自身はバター風味でしっとり炊き上げたピラフより、パラっとしたチャーハンの方が好みでした。ほとんど見かけることが無くなったピラフに比べてチャーハンはしっかり日本の食生活に根付いて生き残っていますが、ピラフを見かけなくなったと思っているのは私だけなんでしょうか?

 

そしてこの日の昼食は、妻は念願のエビピラフ、私は上記の通りピラフにそこまでの思いはありませんのでカツライスにしました。

 

 

カツライスは喫茶店というより街の洋食屋さんの定番でしたが、個人の洋食屋も今では絶滅危惧種ですから、とんかつを食べたいと思ったら、とんかつ専門店となることが多いです。ご飯はお茶碗で出され、味噌汁とセットで、今ではすっかり日本食という扱いのとんかつですが、私が若い頃はまだ洋食の扱いもされていたと思います。ですからご飯ではなく「ライス」を皿で出され、ナイフとフォークで食べる店も多かったです。住宅街の一角には、カウンターだけの「キッチン○○」といった店が必ずあったもので、私の学生時代の外食は、蕎麦屋、町中華、洋食屋のヘビーローテーションでした。
この店は現代のトンカツ定食とカツライスの中間仕様で、箸と味噌汁は定食風でしたが、カラリと揚がった美味しいトンカツで味には大変満足でした。

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ