シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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神宮外苑の紫陽花

 

5月の末、3カ月に一度の定期検査で都内の病院に行きました。検査終了後は国立競技場や神宮球場がある神宮外苑を散歩して帰るのが恒例なのですが、国立競技場の周りでは、この時もう紫陽花がきれいな花をつけていました。

 


国立競技場の周りをのんびり歩いた後は、これも恒例の「ホープ軒」のラーメンです。真夏でどうしても熱いラーメンを啜る気にならないとき以外は、ほぼ毎回寄って帰ります。この日はネギラーメンにしたのですが、考えてみればホープ軒はカウンターの上に好きなだけトッピングできるネギがザルに大盛りで常備されていますので、それで十分でした。
以前は男の店という印象が強いラーメン屋でしたが、最近では若い女性が一人でラーメンを啜っていたりしますし、外国人の姿もあります。

 



その後は、ラーメンで汗ばみましたので、ゆっくり風を浴びながら地下鉄の外苑前駅方面に歩いて、新橋経由で帰宅しました。
今ここ神宮外苑では再開発計画が進行していて、3,000本を超える樹木が伐採され、ほぼすべての景色と施設が作り替えられるということで、反対運動が起きています。既に着工されているのですが、故坂本龍一さんも反対運動の中心メンバーだったそうで、このまますんなりとはいかない感じです。

 

2036年に完成予定の計画では、神宮球場と秩父宮ラグビー場は場所を変えて建て替えられ、高さ200メートル近い超高層の商業ビルやホテル、スポーツ関連施設などが造られ、それに伴って多くの樹木が伐採・植林されることになります。
神宮外苑の大半は明治神宮が所有していて、社殿と広大な森が広がる内苑の維持管理費の多くを、スポーツ施設等がある外苑の収益で賄っているのだそうです。
そしてその最大の収益源が、建て替えが計画されている神宮球場なのですが、築後何と98年にもなり、雨漏りをするなど老朽化は深刻です。以前会社のレクで神宮球場をレンタルしたことがあり、その時はベンチや内部通路にも入ったのですが、確かに当時でも古さは明らかでした。隣接する秩父宮ラグビー場も相当古く、施設そのものの老朽化やバリアフリーの観点でかなり問題になっているという説明には説得力があります。

 

一方、今回の計画で一番問題とされているのが、新たに建てられる3棟の高層ビルで、200m級の高層ビルによって、東京では珍しい空が広く見えるような環境が失われてしまうのではないかと懸念されているようです。
これは、ここから得られた収益などで神宮球場を含む一帯の再開発にかかる事業費をかなり補填でき、将来にわたっても安定的な借地料が得られるという、明治神宮にとってはとても有難いスキームですが、本来この高層ビルの予定地は都によって開発に制限が架けられていたエリアであり、今回着工が認められたという事はそれを回避する手段を講じたという事なのでしょうが、その経緯についても疑問の声が上がっているみたいです。

 

ちなみに本件は今回の都知事選でも争点となっており、蓮舫候補は計画の見直しを明言しています。

 

 

 

 

 

 

 

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