今年初めに受けた人間ドックの大腸検査で幾つかポリープが見つかり、2~3個は生検のために切除されたのですが、その他にもちょっと怪しいので本院の腫瘍センターで見てもらって、と言われたものがありました。先生曰く「顔つきが悪い」のだそうで、しかも回された先が腫瘍センターとあって内心穏やかではありませんでしたが、今回いずれも良性だったとの所見が出て一安心しました。
人間ドックの先生から本院の方に紹介状を回付してもらって、1月の半ばに病院に行き内視鏡検査を予約、2月の初めに内視鏡で検査・切除することになりました。同じ大学病院なのですが、人間ドックと病院の間では紹介状が必要なんですね。堅苦しい事、、。
人間ドックでの大腸検査もかなり長い時間かかったのですが、今回のポリープ切除もなかなか大変でした。人間ドックの時には、ポリープそのものが5~6個もあって、その場で切除するものと、本院の方に回すものがありましたから時間が掛かったのも理解できるのですが、今回は人間ドックから指定されたポリープそのものを見つけることに苦労していたというのが理由みたいでした。
最初は順調に進んでいたのですが、2個のポリープを切除したあと俄然時間が掛かり始めて、結果的には大腸カメラを突っ込まれたまま1時間半以上手術台の上で居ました。3つ目のポリープを見つけあぐねてカメラはお腹の中を何度も行ったり来たりしましたし、途中先生が看護師さんに指示して先輩医師らしき人を呼びに行き、二人並んで議論しながらカメラ操作となったりもしました。
結果的に3つ目は見つからず、そこまで小さいものなら人間ドックの先生が単なる突起をポリープと誤認した可能性もあるし、もしポリープだったとしても問題にはならないでしょうとのことでした。大腸には多くのひだがありますから、そのひだの一部が突起に見えることもあるそうですし、常に動いている(大腸検査の時にはそのぜん動を止める薬を注入するのですが、今回私はそれを2回追加注入されました。)ので、あまり小さいと窪みに入り込んで見つけられないこともあるのだそうです。
2月初めにこの内視鏡検査でのポリープ摘出をして、その結果を待っている間に、1月初めの人間ドックの結果表が送付されて来ました。その時生検にまわされたポリープはいずれも良性だったとの記載がありましたので、ひとまずは安心だったのですが、そこで「顔つきが悪い」と言われて腫瘍センターに回された方のポリープについては今月3月の初めまで結果はわからず、ちょっと気にかかる日々が続いていました。
内視鏡検査の予約をした腫瘍センターは、心なしか他の科よりも暗い雰囲気で、正直待合室に長く座っていると気が滅入って来ます。
ドキドキしながら順番を待って、先生から「いずれも良性でした。良かったですね。」と言われた時には、正直ほっとしました。現金なものでモヤモヤしていた気分も急に晴れた気分でしたから、病院を出てからはいつもの神宮外苑散歩コースに行こうかと思ったのですが、この日は都内でも積雪予報が出ていて、天候も急に悪化し始めて冷たい風が吹いていましたから、この日はおとなしく帰宅することにしました。
この件もあって、今年は桜旅にも行けないのかも、といったことまで考えていたのですが、無事旅立てそうになりましたから、これから本格的に日程・コースの検討を始めようと思います。