私のご贔屓バンドの一つ、LOVEBITESの静岡でのライブに行って来ました。彼女たちは今年の初めから全国を回るツアーをやっていて、勿論東京でもやるのですが、今回はあえて静岡でのライブに参戦して来ました。
BABYMETAL程では無いですが、LOVEBITESも首都圏でのツアーはそれなりに大きな会場になってきているようで、昨年初めて行った東京ガーデンシアター(7,000人規模)では、遠すぎてメンバーの顔を見分けるのも困難な程でした。ところが今回のツアーでは地方の箱は小振りなところが多く、静岡の会場である「LIVE ROX SHIZUOKA」も800人程の収容人数でしたから、より近くで観られそうだと期待したのです。
今回のツアーは、全国のZEPPライブハウスを回ることと、メンバーの出身地でライブをやることが趣旨としてうたわれていて、静岡はドラムのHARUNAの出身地です。静岡県の県庁所在地ですが、伊豆や三島・沼津、西へ飛んで浜松などと比べてあまり馴染みのない街で、私も立ち寄ったのは初めてかも知れません。私が勤めていた会社の静岡県の営業所も静岡東西に分かれて、確か沼津と浜松にありました。全県を管轄するなら当然静岡なのでしょうが、それには広すぎるという事で分割すると、こういうことになるのでしょうね。それでも沼津から伊豆半島の先端までカバーするのは困難、といった話があったような。
東京から静岡まで新幹線で行けば、最速のひかりの場合1時間掛かりませんので、自宅からでも2時間程で到着します。ただ冬場のライブの場合着込んでいくと会場内が暑くて脱いだ上着の扱いに困ることも多いですし、汗ばんだ体のまま電車に乗るのも嫌なので、私は基本的にライブはクルマで往復しています。
勿論これまでは首都圏限定でしたからそれでも不都合はなかったのですが、静岡となると千葉から都内を抜けて東名高速を使った場合、3時間半は十分かかりそうで、渋滞の状況によってはそれも流動的です。
ということで少し悩んだのですが、今回は途中車内で一休みという事は出来ませんが、優先使用権のある妻に確認し、ハイエースに比べて高速走行はかなり楽なPOLOで往復することにしました。
ライブ開始は夕方でしたから、昼前に出発して東名のサービスエリアででも昼ご飯を食べる積りでした。時間は十分すぎる程あったのですが、前日から雪予報が東海から関東にかけて出され始め、そうなるとノーマルタイヤのPOLOでは心もとないですから、急遽トランクルームに寄ってスノーネットをトランクに積み込み出発しました。
都内も東名の下りも混雑の全くない時間帯で快適だったのですが、大井松田を過ぎて足柄山系にかかった頃から気温も下がり、雪が舞い始めました。すぐに積もる程では無かったのですが、このまま降り続けば帰りが心配になる程で、この時点でせめてスタッドレスを履いたハイエースにしておけばと後悔し始めました。
それでも往路は何事も無く、1時間前にはライブハウスそばの駐車場にPOLOを停めて開場を待つことになりました。これまでLOVEBITESのライブは指定席制だったのでその積りでいたところこの日はオールスタンディングで、私が持っていたA9というのは席番ではなく入場整理番号でした。要はAグループ(プレミアム)の9番目という事で、狭い会場の更に最前列・柵前・ほぼ中央を難なくゲット出来て、ステージは手を伸ばせば届く距離、お立ち台もほんの1m先という極上の位置でした。
ただ最前にかかる圧迫はかなりのもので、特に2列目斜め後ろにいた大柄な白人男性はスタートからボルテージMAXでガンガン押して来ましたので、支えるのは大変でした。
至近距離から見る彼女たちの演奏技術・歌唱力・爆音に圧倒された約2時間で、はるばる遠征してきた価値はあるとかなり満足しました。
そして帰路ですが、静岡ICで東名に乗ろうとしたら、「御殿場JCT~新御殿場IC、雪により通行止め」とか「沼津IC~大井松田IC、除雪作業中」とか南国ドライバーをビビらせる表示が出ていますし、静岡ICの乗り口でも路肩には雪が残っています。心配していた通り私がライブを楽しんでいる間にも雪は降っていたみたいで、この辺りでは既に晴れ掛かっていましたが、来る時にも雪だった御殿場、大井松田間の山間部は嫌な予感です。
結果的には路面に凍結防止剤を撒いてくれていたおかげで、積んでいたスノーネットの出番も無く無事帰宅できたのですが、東名の秦野中井あたりまでは3車線の一番左を、遅い大型トラックの後ろにぴったり付いて超安全運転で走りました。休憩も中井PAまでは我慢してここでようやく一息ついたのですが、ウチに着いたのは結局0時半過ぎ、予定より1時間以上遅い帰宅となりました。