シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

桜旅十六・十七日目:京都・滋賀に立ち寄りつつ帰宅

 

奈良の友人宅で泊めてもらった翌日は、長かった桜旅に一区切りつけて帰ります。関西・中部と回り残しているのですが、二日後には宇都宮で外せない業務がありますので、今年の桜旅は一旦これで打ち止めです。
そして飛び飛びに入っている数回の業務の間を縫って、PART2として東北の桜を見れるだけ見に行こうと思っているのですが、結局昨年・今年と回っても全国完遂とはいかず、来年まで持ち越すことになりました。
当初は1年で回り切ってクルマも売却と考えていたのですが、少なくとも3年はかかることになりましたので、妻とはそのあたりの交渉が必要です。車中泊用に購入したハイエースは想定よりかなり程度の良いものでしたから、購入価格の不足分は家計から借り入れているのですが、1年で売却するはずが3年乗るとなれば当然車両価格は下がり、返済計画にも齟齬が生じるのです。
また私自身車中泊旅の面白さに想定以上に嵌ってしまい、桜旅を終えてもハイエースは持ち続けたいと思い始めていますので、そうなれば更に家計への返済は難しくなります。私の妻は、常々私がそういった楽しみを持つことを応援してくれる姿勢なのですが、今年の旅が終われば改めて返済計画について話し合わなければなりません。

 

ただ帰るだけとはいっても、まだ2日間の猶予がありますので、16日目は京都・滋賀の桜見物をしながら東海道を東に進むことにしました。

 

まずは奈良から京都の宇治方面に進み、石清水八幡宮近くの背割堤(せわりてい)というところに行って見ることにしました。背割とは聞きなれない言葉ですが、京都府八幡市にある堤で、宇治川(淀川)と木津川の合流部に全長1.4kmにわたって2つの河川を区切るように設置されており、洪水発生時には両河川をスムーズかつ安全に合流させる役割を果たしている、と説明されていました。二つの川を背中合わせに分けた(割った)、という意味なんでしょうね。ここは淀川河川公園の景観保全地区に指定されていて、ソメイヨシノが約200本植えられているため、毎年4月には花見客でにぎわっている、ということだったのです。
しかし前夜は友人宅で安楽に熟睡し、この日も盛沢山の朝食を用意してくれていましたので、ゆっくり完食して9時過ぎに出発したものですから、既に周辺は大混雑で車中から数枚の写真を撮るのが精一杯でした。ここも早朝でないと無理なところだったようです。

 

 

郊外の八幡市でもこの状況ですから、京都市内の大混雑は容易に想像できましたので、京都は早々に諦めて滋賀県に向かう事にしました。
それに昨年の桜旅では、岡山から山陰に抜けて北陸方面に進みましたので、伊根や舞鶴という京都府の日本海沿岸で桜は堪能しています。

 

滋賀県ではまず大津市の三井寺(園城寺)を訪問しました。私には全く知識が無かったのですが、とても格式の高い寺院で、平安時代などの日本古典文学で何も注釈を付けず「寺」と書かれていればこの園城寺を指し、同じく当時の文学でたびたび取り上げられる延暦寺は「山」(比叡山)なのだそうです。

 

 

次に向かったのは彦根城ですが、彦根市に入ったあたりで昼時となり、滋賀といえば近江牛ですから、近江牛のひつまぶしを看板に掲げる店に入ってみることにしました。ひつまぶしといえば鰻ですが近江牛のひつまぶしも大変美味でした

 

 

彦根城の桜もほぼ満開で多くの人が訪れていましたが、駐車に困る程のことはなく、ゆっくり見物することが出来ました。桜だけでなくお城そのものもとても見事でしたし、天守近くから見下ろす琵琶湖も絶景でした。

 


今回の桜名所巡りはここまでとし、その後は米原近くの日帰り温泉で早めに入浴をすませて、米原ICから名神高速に乗って進めるところまで進み、最寄りのSA・PAで車中泊することにしたのですが、暗くなってからもしばらく走りましたので、多分愛知県の東郷PAがこの日の車中泊場所だったのだと思います。入浴後、温泉の横にあったローソンで買ってきたものを食べて桜旅最後の車中泊となりました。

翌17日目はもう帰るだけでしたが、東名から途中で新東名にルートを変更し、浜松SAでは近江牛ではなく本当の鰻のひつまぶしを食べ、この日の夕方走行距離数3,300kmの桜旅がひとまず終了しました。

 

 

 

 

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