シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

五月晴れ

 

一昨日は五月晴れという言葉がぴったり来るような素晴らしい天気でした。
かつては梅雨の合間(今の6月、旧暦では5月)に見られる晴れ間を指していたらしいのですが、現在では5月の爽やかな晴天を表すことが一般的ですね。春の終わりと夏の始まりを感じる独特の風情がありますが、春と夏で言えばどちらに属するのでしょうか?
気象学的(気象庁の定義)には、3月〜5月が春、6月〜8月が夏とされているので春。暦(旧暦)では、立夏(今年は5月5日)を境に夏が始まるため、5月初めは春、それ以降は夏。天文学的な区分では、春分(今年は3月20日)から夏至(今年は6月21日)までが春とされるため、5月は春です。
つまり、一般的には5月は春とされますが、旧暦の考え方では5月の中旬以降は夏とみなされることもあります。
・・・とAIが教えてくれました。

一昨日のような五月晴れの日には、真っ青な空と澄んだ空気が心を軽くしてくれます。新緑が鮮やかなこの季節には、若葉の香りも心を解放してくれるように感じるのですが、実は我が妻はこれが大の苦手なのです。昔から若葉の匂いを表現するのに使われる「むせかえるような」「濃密な青臭さ」を受け付けないようで、この時期の自然散策にはかなり消極的です。私は、彼女は恐らく栗の花の匂いに反応しているのであって、若葉の匂いではないと思うのですが、まあ若葉の匂いも濃密なのは確かです。

 

俳句や短歌の世界においても五月晴れは多くの作品に登場しますが、上に書いたように本来は旧暦の5月の梅雨の合間の晴れを指していましたので、俳句の季語としては「夏」に分類されます。
5月にはこどもの日(端午の節句)があり、鯉のぼりが風に舞う様子は、五月晴れの青空に映えて日本人の原風景のひとつとも言えますが、端午の節句も本来は旧暦の5月5日ですから鯉のぼりも夏の季語であり、俳句や短歌の世界では季節がちゃんと一致しているんですね。

 

また五月晴れという言葉から5月は晴天が多いような印象を持ちますが、実は晴天率では12ヶ月中でも下位なのだそうで、1月、12月、2月という順で冬の月がトップ3でした。私は以前何かの記事で11月の晴天率が高いという事を読んだ気がするのですが、このランキングでは4位に位置付けられていました。低いのは予想通り6月と7月ですがこれは梅雨の影響で納得です。


また5月には「5月病」という言葉もあり、これは新年度の環境変化やゴールデンウィーク後の生活リズムの乱れによって生じる心身の不調のことですが、五月晴れの明るい空の下に積極的に出かけて、心の迷いや体の不調を振り払っていきたいものです。
私自身は大きな環境変化もありませんし、ゴールデンウィーク中は風邪気味という事もあって自宅でおとなしくしていましたから5月病とは全く無縁です。処方された薬に入っていた眠気を誘う作用のせいなのか、連日9時間以上寝ていましたのでむしろ従来より体調は良い位です。
そして絵にかいたような五月晴れに誘われ、昼前からハイエースを引っ張り出して手賀沼の周辺をゆっくり流し、お昼には白井市にある「やまもと」という蕎麦屋で、看板の「鴨南蛮そば」を食べて来ました。5日ぶりに外に出たもので日差しが眩しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

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