東京国立博物館=東博の平成館で、6月15日まで「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」という特別展をやっているので一緒に行かないかと妻から誘われました。
蔦屋重三郎は今年のNHK大河ドラマの主人公ですが、我が家では久しぶりに初回から通しで鑑賞している大河ドラマとなります。お堅いイメージのあるNHKにしては踏み込んだ内容で、舞台となる吉原遊郭の描写も中々リアルなのですが、その為に家族で観られない(子供と観られない)という声も多く、視聴率は低迷しているようです。
主演の横浜流星くんをこれまで名前くらいしか知らなかったのですが、とてもいい演技をしていて、このドラマを観始めた後で知った長髪でイケメンな素顔より、こちらのかつら姿でしかイメージできなくなってしまいました。
翌日の朝から福島県の郡山市で所用がありましたので、この日はハイエースで夜までに現地入りして車中泊の予定でした。ですから行きはハイエースに妻が同乗し、上野の東博で別れたら私はそのまま郡山へ、妻はJRで帰宅という事にしました。ハイエースで都内に向かうのは今年の桜旅で甲州街道を通って西に向かった時以来です。
そして5月の中旬にやはり上野のしたまちミュージアムに来た時と同じく、昼食は銀座の筋肉食堂です。コリドー街に近い駐車場と言えば外堀通りの地下にある西銀座駐車場が思い浮かびましたので行って見ると、ここは高さ制限2mで、ハイエースは入れませんでした。通常こういった地下駐車場も高さ制限2.1mのところが多く、車高1.98mの標準ルーフなら問題ないのですが、2mなら2cmのクリアランスしかなく、まず止めた方が無難でしょう。何気なく入ってしまう所でしたが、直前で気が付いて良かったです。結局旧リクルート本社ビル(現在建て替え中)の隣にあったコインパーキングに停めたのですが、10分500円上限なしと、流石銀座という価格設定です。
この日妻は前回と同じリブステーキを選び、私は赤身ハンバーグ目玉焼き乗せというものにしてみました。しっかりした歯ごたえと肉感で満足度は高かったですが、例によって写真を撮り忘れましたのでHPの写真を拝借。
その後は東博のある上野公園に向かいましたが、不忍池側は混んでいそうでしたから、裏手の谷中の方にハイエースを停めて東博まで歩くことにしました。ある程度近くなったところでセブンイレブンとデニーズが共有しているコインパーキングを発見してそこに駐車。東博まで東京芸大の前を歩いて10分程でしたが、この日は木陰を歩くと涼しい風が吹いていて、とても快適な散歩となりました。
特別展が開催されていた平成館は大変な混雑で、人の波に押されるようにして展示物を順にゆっくり眺めて行くという状態でした。これは私の一番苦手な状況で、興味のある所ではじっくり、そうでもないところはあっさり、という自分のペースで観られないのはとても苦痛でした。会期が6月15日までと迫っていたこともあるのでしょうが、平日とは思えない混みようでした。結局途中からは人波を避けて後ろから遠目にみるだけで終えたところも多く、その代わりと言う訳ではありませんが、表慶館で開催中だった浮世絵現代展をゆっくり見物してきました。しかし目玉の一つ、草間彌生さんの七色の富士は写真を撮った積りが痛恨の撮り忘れ。
この後敷地内のカフェでお茶を飲んで妻とはお別れし、私は郡山に向かいました。
この日は東北道に乗ったら最寄りのSAまで行ってそのまま車中泊の積りでしたから、高速に乗る前に入浴と食材調達を済ませます。食料は駐車場のところのセブンで買い込み、風呂は板橋区にある入浴施設をマップで探して行って見ることにしました。上野界隈でも銭湯はありましたが、駐車場に困りそうでしたので、板橋まで足を延ばすことにしたのです。「前野原温泉さやの湯処」という施設で、天然温泉・駐車場完備と申し分ありませんでしたが、平日16時前にもかかわらず大勢の入浴者がいました。人気の温泉なんでしょうね。
この日は温泉でのんびりしたせいで時間が遅くなり、郡山まで行くことは止めて那須高原のSAで車中泊し、翌朝郡山市内に向かいました。都内から埼玉にかけてはかなり暑かったのですが、やはり那須高原は涼しくて夜間は17~18℃まで下がり、車内も寒い位でした。