シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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夏の思いつき車中泊旅:2/3福島~山形~宮城

 

夏の思いつき旅2日目は裏磐梯の道の駅からです。高地にある道の駅でポータブルエアコンも使わずにそのまま寝ていましたので日の出と共に車内が暑くなり、6時過ぎには朝食を食べて出発することにしました。

 

桧原湖を時計回りに半周して、西吾妻スカイバレーという道を下って米沢へ向かいますが、この日AIが設定したテーマは「蔵王の自然と松島の絶景」で、下道を行けば約200km、5時間弱の行程となりそうです。
米沢からは国道13号線を進み、上山から蔵王エコーラインを登って行きましたが、上山では田園の中で異彩を放つ超高層マンション「スカイタワー41」のそばを通りました。竣工は1999年、2025年現在もマンションとしては東北地方で最高層なんだそうです。
絶対売れてないだろうなと勝手に思っていたのですが、分譲時の販売価格2,000~4,000万円で売られた住戸は全体の1割もないとされるものの、数年後には1,000~半額程度で売り捌かれ、安価になった物件は自動車で約20分程度の位置である山形市への通勤のほか、セカンドハウスや賃貸投資用などとして購入されて、2005年には完売となったのだとか。おみそれしました!

 

蔵王エコーラインから蔵王のお釜展望台に向かう蔵王ハイラインに入った頃から急に霧が深くなり、駐車場に着いた時には5m先も見えないような濃霧でした。お釜まで来る機会もそうそうないでしょうから少し粘ることにして、ハイエースの車内でしばしゴロゴロしていたのですが、ハイエースの車内で待機することは全く苦痛ではなく、ベッドに寝っ転がっているとそのまま寝入ってしまいそうでした。
待った甲斐があって、5m先も見えなかったのが一気に霧が晴れて来て、お釜もきれいに見ることができたのですが、濃霧が晴れるまで待機していたおかげで以降の行程がタイトになり、この日の内に石巻まで行くことは厳しい状況でしたので、今回石巻や南三陸はパスすることにしました。


蔵王エコーラインを今度は宮城側に下って仙台の市街地を迂回し、松島に着いたのが15時前、最終16時の遊覧船まで1時間程ありましたので、乗り場のすぐ前にある瑞巌寺にお参りすることにしました。私たちの世代なら「大漁唄い込み」という宮城県の民謡で一度は聞いたことのある名前ですが、今の人は知らないでしょうね。
平安時代創建の臨済宗の禅寺で、同じ東北地方にある平泉の中尊寺と毛越寺、山形立石寺と共に「四寺廻廊」という巡礼コースを構成している、とされていました。
遊覧船は夕刻が見頃とされていましたので夕日を期待していましたが、生憎雲に隠れて夕日を拝むことはできませんでした。またゆっくり見物しようと2階の有料席にしたのですが、乗客は少なかったものの私以外は全員海外からの家族連れで、全く静かではありませんでした。
とは言っても流石は日本三景、夕日は無くとも約1時間のクルーズ中は絶景を十分楽しむことができました。

 


クルーズの後は「湯元湯の原温泉霊泉亭」という味のある温泉で汗を流し、車中泊はそのすぐ近くにある「町営三十刈(さんじゅうがり)駐車場」としました。AIのお勧めは「道の駅上品の郷」または「道の駅三本木」だったのですが、どちらも1時間程離れていて、蔵王で時間を食ったためにその余裕は無くなっていたのです。またここは単なる駐車場ですが松島で車中泊するなら一押しとの口コミも多かったですから、この日はここで泊まることにしました。
前日とは違ってエアコン無しでは眠れない程暑かったですから、今年初めてポータブルエアコンの出番となり、途中バッテリーが空になって交換のために起きましたが、あとは安眠出来ました。

 

 

 

 



 

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