シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

妻がリフレッシュ旅行に出掛けました。

 

妻が群馬県の方に一泊二日の旅行に出掛けましたので、私はその間一人で留守番となりました。
正直日帰りでも十分行けるのですが、どこか遠くとか有名なところに行きたいと言うより、日常から少し解放されたいというのが彼女の目的ですから、朝自宅を出発して昼前には目的地に着き、お目当ての美術館見学をしたらもうホテルにチェックイン、そして翌日のチェックアウト時間ギリギリまでホテルでゆっくりしてきたのだそうです。

 

妻は今、週数回の仕事とやはり週数回の実家での義父母(彼女の実父母)の世話に追われる日々を送っています。まだ要介護認定には至っていないのですが、やはり加齢により日常生活が不便になって来ていますので家事の手伝いも必要ですし、義父母それぞれの通院の付き添いも必要で、一人娘の妻は何かと気苦労が絶えず、気が休まらないようです。

 

妻は元々旅行が好きで、家族でも色々なところへ出かけましたし、娘との母娘旅行で海外にも何度か行っているのですが、子供たちが社会人になってからは家族で出掛ける機会も減って来ました。それなら夫婦で出掛ければ良さそうなものですが、妻はできるだけ息子や娘も一緒に行くことを望んでいて、幸い我が家の子供たちは大人になってもそれを鬱陶しがることなく付いて来てはくれたのですが、やはり新米社会人の身ですからそうそう休みを続ける訳にはいかず、子供たちそれぞれの有休を合わせる事も難しかったです。
更にその時点で我が家には20歳を目前にした老猫「ロク」がいて、彼女も徐々に要介護状態となって来ましたから、益々家を空けることが出来なくなりました。

 

その後息子・娘が家を出て夫婦だけの生活になり、悲しいことにロクも天国へ行ってしまいましたから、その頃は二泊三日程度のツアーに夫婦で申し込んであちこち出掛けていました。
去年までは義父母も今よりは元気で、月数回の通院付き添い程度で済んでいましたから、それくらいは可能だったのですが、今年の春以降日常生活への支援も必要となって、週数回、多い時は隔日で訪問するというのが日常化し、一泊の旅行すらためらうという状態となっていました。来月初めには青森のねぶた見学のツアーも申し込んでいたのですがそれもキャンセルせざるを得なくなっていて、妻のストレスは溜まる一方だったのです。

 

今年の春以前の義父母の状態なら、二泊三日と言わずもっと長期の旅行に出ることも可能ではあったと思うのですが、そこは両親に何かあった時が心配という妻の娘心でもあったのでしょう。そしてこの春に義父母それぞれの持病が悪化して日常生活が一気に不便になってからは、もう家を空けること自体が心配、という状態となっていました。
そういった状態が3カ月近くも続いた後、義父母の病状が落ち着いて来た事と、宅食の手配をして食事の世話を減らせたことで、妻の負担もかなり低減できたようです。

 

その状態を見極めた上で、これなら一泊程度は行けそうなので息抜きに出掛けて来たい、とのリクエストが今回だった訳で、私としては拒む理由もありませんし、むしろ積極的に押し出したい位です。また冒頭で妻は遠くに行きたいと考えている訳でもないと書きましたが、本心は何かあってもすぐ帰って来れる近場にしたという事なんでしょうから、何かあったなら私が義父母宅に駆け付けるから心配しなくて良いよと言って送り出しました。妻は私がハイエースで車中泊に出掛けるのをいつも嫌な顔ひとつせず送り出してくれますので、これくらいはやって当然ですし、全く苦になるものでもありません。


本当は私も義父母の世話を分担すれば良いのでしょうが、日常生活の世話や病気への関与などを婿としてどこまで踏み込むものかの距離感がつかめず、やはりそれには及び腰になってしまいます。また自分ならどうだろうと考えると、私の世話になることは特に義父のプライドを傷つけるような気もしてしまうのです。
となればやはり妻の我が家の家事への負担を減らす事と、たまの息抜きへのバックアップをする事が私の当面の役割となりそうです。

 

 

 

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