シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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青森・秋田二泊三日の旅初日ー2:大館で秋田犬・十和田湖

 

三内丸山遺跡で広い域内をゆっくり見て回り、思いの外遅くなってしまいましたので、大館への移動は高速道路を使うことにしました。
私は基本的には高速より下道が好きなのですが、念のためにPOLOからETCカードを抜いて持参していたのが早速役立ちました。

 

今回借りたレンタカーはトヨタのアクアで、これには自動運転支援機能が装備されていました。全車速追従機能付のクルーズコントロール、カメラとセンサーで車線を検知して高速道路などでの走行時に車線の中央を維持するようステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」などの付いた、「Toyota Safety Sense3」というもので、とても楽チンではあったものの、車線維持支援に完全に任せる気にはならず、カーブの途中でグッグッとハンドルを切り増ししたりされると、背中がゾワゾワしました。まああくまでも「支援」ですから、完全に任せることはそもそも間違いなのかも知れません。

 

大館には15時前に到着、目的地は「秋田犬カフェ」で、秋田犬の陸奥くん・源太くんと触れ合えるというのが売りのカフェです。秋田には意外と秋田犬と触れ合えるところが無いことに気付いた陸奥くんのご主人夫妻が今年から始めたのだそうで、私たちが入店した時店内には誰もお客さんはおらず、陸奥くん・源太くんはのんびり昼寝中で、その後滞店中にも他の訪問者はなく、ずっと二頭を独占できたのはラッキーでした。

 


頼んだコーヒーはそっちのけで二頭と触れ合った30分でした。大型犬だけあって本気になったら到底かなわないだろうなという迫力はあるのですが、とても穏やかで触っていても怖いという感覚は全くありません。今はまだ夏毛でこれから換毛期を経て冬毛に換わると、もっとモコモコして来るそうです。体毛は思ったより剛毛でしたが、まあ自然の中で生きていくには当然これくらいの強さは必要なんだろうなと思いました。

せっかくですからすぐ近くの秋田犬会館にも行ってみました。
ここは日本の犬種団体では唯一の博物館で、世界中の秋田犬の登録及び血統書の発行や種の保存のための展覧会等の開催を行っている秋田犬保存会の本部事務局があります。1階には秋田犬に出会うことができるスペースもあり、以前出張の合間を縫ってきた時には居たのですが、この日は残念ながら居ませんでした。2階は忠犬ハチ公に関する資料の展示や犬関連の漫画や書籍を楽しめるスペース、3階は秋田犬の歴史から生態系までを詳しく紹介する資料などの展示です。そして会館の前には大館市で生まれた忠犬ハチ公の銅像「望郷のハチ公像」があり、この像は生まれ故郷の大館市大子内の方向を向いているのだそうです。ハチ公のストーリーを考えると何だか切ないですね。

 

この日の観光はここまでとして、宿泊地である十和田プリンスホテルに向かいました。十和田湖西湖畔温泉という温泉であり、住所もそのものズバリの秋田県鹿角郡小坂町十和田湖西湖畔です。十和田湖といえば青森県というイメージが強い方も居ると思いますし、私もそうだったのですが、実はざっくり半々で、東岸は青森県、西岸が秋田県という感じですから十和田湖西湖畔温泉は秋田県なんです。

 

名前の通りプリンスホテルですが、西武グループの紆余曲折に翻弄されて経営は色々あったようです。施設としては古いのですが、よく手入れされた居心地の良いホテルで、前回来た時にお気に入りとなりましたので、早めにチェックインして翌日もチェックアウトタイムぎりぎりまでゆっくりする積りでした。
16時半頃チェックインしてすぐ温泉で汗を流しましたが、ここの浴槽は露天のみで屋内には洗い場があるだけという変わった作りです。まだ明るいうちに十和田湖に面した露天風呂に浸かるのは格別で、一日の疲れが取れる気分でしたし、その後の夕食も大変美味しかったです。

 

 

 

 

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