娘がバイクに乗りたいと言い出して既に数年。正直どこまで本気なのかな?と思っていました。
この記事を投稿してからでも、もう半年たっています。
ところがいよいよ本気になったようで、社会人になる前に免許取得すると宣言して、自分が普通免許を取った自動車学校から資料を取り寄せ、受講料も払い込んで最近ついに通い始めました。
まあ授業料を払い込んだと言っても、申し込みはクレジットカードであり、支払い時には一旦家計から立替えておいて、家計への返済は4月から給与をもらうようになってから分割で、ということです。
バイトしている割には常に金欠で、授業料を工面できそうにないことは見ていてわかりますので、事前に娘から相談されたらどうするかを家内と私で話し合っていました。が内実は、娘とバイクでツーリングというバイク親父の夢もあって、私が渋る家内を説得したということでした。甘々です。
教習料金表を見せてもらいましたが、結構複雑です。
娘の場合は、普通二輪免許(400ccまで乗れる)を取りに行く訳ですが、それにもMTとATの二種類があります。彼女はMTで、更に現在普通車免許を所持していますので、料金総額は102,500円となります。これが高いのか安いのかよくわかりませんが、学科1時限(免許不所持の場合は26時限)、技能17時限という時間数はそんなもんだろうなと思います。でもATと4時間しか差がないのはどうなんでしょうね?ATはもっと簡単だと思いますが、、。
今回関係はないですが、この表を見ていて、一番下の「二輪(限定解除)」というところがちょっと判りにくかったです。
私の感覚では、「限定解除」とは400cc超のバイクにも乗れる免許のことだったんですが、今はAT免許からMT免許への変更を指すんですね。
昔は400ccまでの免許は、普通二輪免許という独立した免許ではなく、自動二輪(中型=125cc~400cc)となっていて、一本の自動二輪免許をカッコ書きで限定していたわけです。ですから400cc超のバイクに乗れる免許は、この限定を解除する審査を受けるので、限定解除でしたが、今は小型、普通、大型とそれぞれ別の免許になっていますから、これは限定解除ではなく(小型二輪から普通二輪は何故か限定解除の欄に載ってますが、、)、ATに限定された免許を、何でも乗れるMTに変更することを限定解除と呼ぶようになったみたいです。
また大型二輪のAT免許は、大型と言いながら昨年までは650ccに上限が決められていました。
この免許ができたとき、国内ではスズキの「スカイウエイブ」という650ccのビッグスクーターが最大排気量で、それでこの基準ができたんだそうですが、当時でもイタリアには850ccのビッグスクーターがありました。
私が以前乗っていたアプリリアというメーカーの「mana850」というバイクは、これとエンジン、ミッションを共有した、ノークラッチのバイクでしたが、これは大型AT免許では乗れなかったわけです。
しかしその後、ヤマハやホンダがクラッチ操作の要らない大型バイクを続々と販売し始め、この650cc上限というのは実情に合わなくなってきて、改善を求める声がずっと上げられていました。それが昨年の12月、ついにこの制限が撤廃され、ホンダの「ゴールドウイング」1800ccにもAT免許で乗れてしまうようになりました。
私は、上記のmana850というATバイクに乗った時、運転する楽しみがないと感じてまたマニュアルに戻りましたが、バイクの世界でもAT化は進んでいるようです。クルマでも我々の若い頃は、「オートマなんてつまらない」という感じだったのが、いつの間にか殆どがATとなってしまいましたので、バイクもそうなるのかも知れませんね。ただ今の日本のバイクの世界は、実用ではなく完全に趣味の世界になっていますので、そう簡単には変わらないような気もします。
で、娘の二輪教習ですが、最初の引き起こし等は無事クリアし教習スタートしましたが、初日に見事に立ちごけしたみたいで、ちょっと凹んでました。教習中にコケるのは当たり前ですし、免許取ってからも何度かはコケるでしょうが、娘にしてみたらショックだったようです。