シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

パクチー、香菜(シャンツァイ)、コリアンダー

 

パクチーと香菜(シャンツァイ)が同じだと言うことは、タイ料理などでパクチーに出会い、また中華料理でも普通に香菜を見るようになって(昔はそんなに本格的な中華の店に行くことがなく出会いはありませんでした)わかっていましたが、コリアンダーもパクチーだという話を聞いて、ちょっと混乱していました。メキシコ料理でもワカモレ等にはパクチーが入っていますが、自粛前に行ったメキシコ料理店ではこれをコリアンダーと呼んでいて、私はこれまでコリアンダーというのはカレーに入れる粉末状のものと認識しており、あれは全くパクチーの味や香りはしないし、、と。

 

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そんなこととっくに知ってるよと言う方には今更な話なのですが、調べてみると、パクチーはセリ科の一年草で和名がコエンドロ(これ和名です)、ポルトガル語由来で10世紀には渡来していたのだそうです。コリアンダーが英語由来、パクチーがタイ語由来、シャンツァイ(香菜)が中国語由来で、やはり同じものでした。
コリアンダーと呼ばれているのは多くはコリアンダーシードで、果実や根っこを乾燥させて香辛料となったときの呼び名のようですが、葉っぱも英語圏の呼び方ではコリアンダーと呼ぶのですね。こちらは正式にはコリアンダーリーフですか。
果実は古代ローマ時代には肉の保存にも使われ、聖書にも記述があるそうです。千夜一夜物語にも登場し、中世の愛の媚薬としても有名なんだとか、、。確かにパクチーの葉っぱにも強壮効果があるというのをどこかで聞いた気がします。

 

パクチーの葉は好き嫌いが大きく分かれる香草ですが、私は全く苦手で、正直手も足も出ない程です。愛好家には怒られそうですが、カメムシ草という呼び名もあるのが納得できます。
茎や葉、未熟な果実には独特な臭気があるが、果実は熟すとレモンとセージを合わせたような芳香に変わるとの記述があり、また新鮮な若葉の摘みたてを調理すればさほど抵抗なく食べられる、とも書かれていました。
これまで私が食べたのが新鮮でない葉っぱだったから苦手意識が身についてしまったのかも知れませんが、他の記述では、好む人はレモンやライムのような香りだと言うのに対して、嫌いな人は石鹸のような腐ったような匂いだと述べ、双方でその香りの受け止め方は全く異なるとも書かれていて、やはり私には生理的に無理なんだろうと思います。


現役時代仕事でベトナムに行くようになり、気に入ってプライベートでも行ったりしましたが、ベトナム料理にもパクチーは多く登場します。ただベトナムではあくまでも香草としての扱いで、パクチーサラダのようなものはありませんので、細かく刻み込まれているような場合はどうしようもないですが、パクチーを抜いてくれとお願いすればたいていの場合何とかなりました。フォーやブンなどの麺料理、それからこれもベトナムの名物バインミーでもパクチーは入れないでと頼んでいます。もっともフォーやブンはパクチー、ドクダミ、レモングラス、唐辛子等が別皿で提供されて各自好きなものを入れて食べる、というやり方でしたから、注文付けなくても最初からパクチーは入っていないのかも知れません。ただフランスパンのサンドイッチであるバインミーには必ず香草として入ってますから、これは事前に注文しておかないといけません。
これって、寿司にワサビを入れるなと注文するのと同じだという人もいて、ごもっともだとは思います。ベトナムの人にとっては何だよと思うようなことなのかも知れませんね。

 

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今回調べてみてわかったのは、パクチーは色々な名前で世界中で愛好されているということで、香味料としてシリア、中国、インド、東南アジア、メキシコ、中南米などで特に好まれ世界で最も普及しているのだそうです。パクチーを甘く見ていました。

 

 

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