先日のSSTRツーリングで新しくバイク用として使った360°撮影可能なアクションカメラ、「Kodak SP360 4K」についてです。
取り付けたのは、SSTRの小手調べのつもりで出かけた東京湾周回ツーリングの時なのですが、この時は撮影モードの設定を間違えていてちゃんと撮れていませんでしたので、実質的にはこのSSTRでの使用が初めてとなります。
以前の機種と違って4KですからSDカードも32GBから128GBに替えました。これまでのHD動画だと32GBでも300分録画できたものが、4K動画だと40分弱しか録画できないそうで、これではドラレコの役には立ちません。128GBにしてようやく160分程度との事です。
それにしてもSDカードの価格下落は凄い勢いですね。それなりのメーカーの128GBが千円台で買えるなんて信じられません。有難い話ですが、、。
ちゃんと録画は出来ていました。実際の速度より速く見えるのは以前のままですし、画質もさほど良くなっているようには思えませんが、360°画像から正面部分のみを切り取ることになるので、4Kといってもこんなもんなんですかね?
元々の画像はこんな風に録画されています。風切り音が凄いので音量にはお気をつけ下さい。この場面では低速走行ですからまだましですが、高速走行時には風切り音しか聞こえず単なる騒音です。ウインドシールドの手前に設置すれば多少ましかもしれないですが、以前の機種もドラレコとしてしか考えていませんでしたので、ほったらかしでした。レンズの汚れも気になりますので、それもシールド内に設置すれば解決しますね。
この画像を基に、色々な再生方法を選べるのですが、一番見やすいのは下の様に進行方向を切り取った画像です。これもデータは周囲360°分がありますので、ダウンロード時に画面をまわして、停車後の周囲360°を映してみました。
概ね問題はないのですが(正直画質はもっといいかと思っていましたが)、以前の機種とは仕様が変わっているようで、エンドレス録画設定なのに2日目にSDカードが一杯と言う表示がされ、録画できなくなりました。
以前の機種は5分または10分単位で自動的にファイルが作成され、メモリーカードが一杯になると自動的に一番古いファイルに上書きしていく仕様でしたので、SDカードが一杯で録画できなくなるということはありませんでした。
今回はノートPCを持っていましたので、とりあえずSDカードのデータを移してカードは空にし、翌日も使えるようにはなりましたが、いちいちこの状態では困ります。
帰宅してから調べてみると説明書には、「2分毎にファイルを区切りながらシームレスに記録を継続します。60分を超えた場合に古いデータを自動消去しながら録画停止前の最後の約60分間の動画が記録されます。」となっていますので、128GBのSDカードであれば十分余裕をもって録画できるはずです。ところがよく見るとその下には「エンドレス動画を開始する毎に新たなフォルダーが作成されます。」と書いてありました。
休憩の度に当然エンジンは停止し、それまでUSBでカメラに電源供給されていたのが止りますから、そこでカメラは一度撮影を終了し、一つのフォルダーをSDカードに保管していきます。それが重なっていくと、最後60分間のフォルダー作成の空きも無くなってエラーメッセージが出る、ということのようです。
理由はわかりましたが、休憩時も録画を止めないようにするのは難しいですね。この間アイドリングのままとか、キーはONのままでエンジンのみ止めておくとか、どちらも現実的ではありません。むしろUSB給電をせずに内部バッテリーで駆動しておけばエンジンのON、OFFに関わらずカメラは動いているはずですからその方が良いのかも知れません。まあどうするかは今後試行錯誤してみます。