健康診断結果を受けての定期的経過観察で都内の病院に出掛けました。朝のラッシュ時の総武線に乗るのは久しぶりです。
昨年のコロナ騒動勃発後も唯一毎月招集されていた会議が、遂に先月はリモートに変わりましたので、本当に都内に行く用事は無くなりました。緊急事態宣言が解除されるまでという事ですから、来月にはまた再開される予定ですが、正直リモートで何の不都合もなかったと思います。今後もこのままにして欲しいなあというのが実感ですが、オーナーでもある経営者は、メンバーを招集したい意向のようです。上に立つとやはり掌握感が欲しくなるんでしょうね。先日のブログで紹介した「Ｈｕｍａｎｋｉｎｄ希望の歴史」でも、為政者、将軍、ＣＥＯと呼ばれる人たちは、性悪説に立って一般人民には監視・監督が必要と考えている、という趣旨のことが書いてありましたが、その通りかもしれません。
この日は総武線各駅停車で新宿方面に向かいました。秋葉原を７時過ぎに通過する電車だったのですが、千葉から都内に入る頃には既にお互いの肩が触れ合う位の混み具合です。私は現役時代には主に総武線快速を利用していて、これより一時間程遅い、出勤ラッシュのピーク時間帯でした。そのピーク時間帯より一時間も早い時間帯で、しかも快速よりは空いているはずの各駅停車でこれですから、もう電車が空いているとは言えなくなっていますね。
血液採取や診断は順調に進み、経過も良好との事で一安心でした。昼前には全て終了しましたので、ここから歩いても行ける新国立競技場まで行ってみようと思ったのですが、病院を出てみると、さっきまできれいに晴れていた空が黒い雲に覆われて、激しい雨が降り始めました。家を出る時も上天気でしたので傘を持っていなかったのですが、もし持っていたとしても傘を差してまで行ってみる気はありません。再度病院に戻り、（検温とかもう一度必要でしたが、、）雨宿りがてら院内のコンビニのイートインでコーヒーを飲むことにしました。座席の間隔も従来より広くとられ、パーテーションもちゃんと設置されていますし、何よりこの検温や感染対策が総合病院の基準で決められていることで、街中の飲食店より安心感はあります。
しばらく時間をつぶして外をうかがってみると、まだ雨は降っているものの小降りになっていましたので、この間に最寄り駅まで小走りで行って、そのまま帰宅しました。
この日は、新国立競技場やその周辺の神宮外苑あたりを歩いて、数週間前まで行われていた、オリンピック・パラリンピックの雰囲気を感じてみたかったのですが、それはまた緊急事態宣言が明けた後、天気のいい日を選んで再度チャレンジします。紅葉の始まる頃なら尚良しですが、本当にいつになったら色々考えず出歩けるようになるんでしょうねえ。
コロナ前なら、めったに行かないところに行く用事が出来たら、ついでに周辺でどこか楽しそうなところはないかなとか、何か美味しいものはないかなとか考えるのが普通でしたが、今はそれをすること自体が憚られて用件を済ませたらそそくさと帰るのが普通になって来ました。このままではたちまち好奇心のすり減った感動の少ない老人になってしまいそうな危機感を覚えます。
