この日は昼から都内の病院で検査があったのですが、14時には終了しましたので周辺を散歩して帰ることにしました。ブログを見返してみると、昨年の秋にも同様な散歩をしていました。
曇っているのですが気温は高く、羽織っていたパーカーを脱いで長袖のTシャツで歩くとちょうど良い感じでした。病院を出てまずは新国立競技場に向かいましたが、これは上の記事のコースと全く同じです。JR中央線、首都高4号新宿線を跨ぐ歩道橋の上からは代々木のドコモタワー、西新宿のパークハイアットが良く見えました。私が定年退職した時に、先輩がこのパークハイアットで一席設けてくれたのは良い思い出ですが、私がパークハイアットに足を踏み入れたのはこの時だけです。ところが我が家の長男は、何年か前彼女の誕生祝をここのレストランでやったのだとか。生意気にも程がある、、。
ここから新国立競技場の周りをゆっくり歩いて、これも前回の通り国立競技場そばのホープ軒のラーメンでちょっと遅い昼食としました。背油たっぷりで熱々のまま中々冷めないので食べている間に大汗をかきますが、味変で辛味噌を投入したので尚更です。ここのラーメンは妻も娘も恐らく駄目でしょうから、この日のように単独行の時しか寄ることはできません。そういえばこれまでホープ軒で女性客に会ったことは無いかも知れません。
ラーメンを食べ終わって国立競技場の方に戻り、神宮球場、秩父宮ラグビー場の前を通って、外苑前の交差点まで来ましたが、このコースにはあまり桜はありません。国学院高校の桜が目立っていたくらいですかね。前回は球場の裏手を通っていちょう並木を歩いたのですが、こちら側に廻れば、絵画館周辺には結構な桜並木もあったみたいです。
神宮球場ではこの日スワローズ対ジャイアンツのカードが組まれていて、既に大勢のファンが集まり始めていました。私も今ではすっかりSBファンとなっていますが、往年は熱心なG党だったので、その頃なら迷いなく並んでいたと思います。
私が子供の頃は子供の好きなものの代表として、「巨人、大鵬、玉子焼き」と言われていた程、巨人人気は高かったですし、その当時の四国では日テレ系列で流される巨人戦しかTVで見られないことが多かったので、必然的にG党が多くなりました。
もう少し都内の桜を堪能したかったので、最初は青山学院大まで歩いてみようと思っていました。学校に桜はつきものですし、歴史あるキャンパスですから構内に桜がないということはないでしょう。しかし一般人でも入れてもらえるのかはわかりませんし、外苑前交差点からは少し距離もありますので、青学はやめて外苑前からも近い青山霊園に行く事にしました。伊藤忠本社前で青山通りから一歩霊園へ向かう路地に入ると、もう満開の桜が向こうに見えていました。
桜の時期の青山霊園に来たのは初めてでしたが、噂通り見事な桜並木でした。満開を少し過ぎて散り始めた花びらが、折からの強風に舞って桜吹雪となりとても幻想的でしたが、これは動画で撮っておくべきだったと後になって後悔しました。
青山墓地中央という交差点から地下鉄の乃木坂駅まで歩いて、この日は約一万歩の散歩となりました。
乃木坂は江戸時代には幽霊坂と呼ばれていて、乃木希典大将のお屋敷がこの地にあったことから、乃木大将の殉死の際それを悼んで乃木坂と命名され、以降この地域一帯も乃木坂と呼ぶようになったのだそうですが、住所表記上乃木坂という地名はありません。地下鉄駅近くには旧乃木邸も保存されていますが、乃木大将にさほど興味もないですからこのまま地下鉄に乗って帰宅しました。今どきは乃木坂から乃木大将を連想するのではなく、圧倒的に乃木坂〇〇というガールズグループを思い出す若者が多いでしょう。何なら彼女らにちなんで後から地名がついたとさえ思っているかも、、。