シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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桜旅Ⅱ・五・六日目:秋田~岩手~帰宅

 

この日は秋田県にかほ市の道の駅からの出発です。
この時点で、秋田県のここ以北のソメイヨシノはまだつぼみから咲き始めの状態で、見頃を迎えるのはまだ数日後という感じでした。青森県はさらに先となりそうでしたが、今回の旅は二日後には妻との約束があって帰宅しなければならないのと、翌日はリモートでの業務が2件入っていましたからそう自由に動くことはできません。
ということで今年の桜旅はひとまずこの日で終了として、秋田・青森・岩手は次年度以降の課題として残すことに決めました。九州では鹿児島・沖縄を残していますから、南端・北端という一番行き難いところを残してしまった事になります。後は旅の途中まだ桜が咲いていない状態で通過するだけとなってしまったところが、和歌山・三重・愛知・岐阜・長野・山梨・静岡・新潟ですから、13県を積み残したという事になります。来年1年では難しいかも知れませんね。

 

とはいってもこの日丸々一日と、翌日もリモート以外の時間は使えますので、東北の残り3県の内一番開花が進んでいる岩手に回ってみることにしました。
岩手といえば「北上展勝地」の桜が有名で、2年前に大人の休日倶楽部のツアーで訪問したことがあるのですが、その年は開花が異常に早くてツアー当日ソメイヨシノは殆ど散ってしまっていたのです。

 

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前日時点で北上展勝地は7分咲きとの事でしたから、これから向かっても大混雑は避けられないでしょうが、ダメ元で行って見て、一関市の「釣山公園」、平泉町の「西行桜の森」という所にも立ち寄る事にして出発しました。
本来ルートは由利本荘から東に進んで北上に抜けるものらしいのですが、ナビには通行止め区間があると表示され、酒田市までずっと南下して最上町を経由し、栗駒高原で宮城県に抜ける道を指示して来ました。前日の月山道路で東北の山岳道路を舐めると危ないと感じていましたから無理はせず、おとなしく南下ルートを進むことにしましたが、それでも路肩には多くの残雪がありました。

 


当初は北方→平泉→一関という順を想定していたのですが、逆に南から北上することになりましたので、まずは一関市の釣山公園です。
ここは元の一関城で、平安時代には坂上田村麻呂が東夷東征で陣を張ったと言われており、戦略上重要な所だったようです。下の写真で遠くに見えるのは鳥海山でしょうか。

 


次の目的地平泉町は一関市の隣ですからクルマで30分もかかりません。既にお昼を回っていましたから、まず昼食場所を探して、中尊寺の近くで「はっと汁」という郷土料理が食べられる「夢乃風」に決めました。
はっと汁はいわゆる「すいとん」で主に東北地方で食べられており、小麦粉料理を好む農民が増えて米の生産を怠ることを懸念した殿様がご法度を発令したためとか、あまりに美味しいので、食べた殿様が平民が食べるのはご法度と言ったとか伝えられているのだそうです。

 

 

この後目的地である「西行桜の森」に向かったのですが、山の中腹にある桜の森はまだ満開には遠く、この時点では上の写真の通り「夢乃風」の前を走る奥州街道の桜並木の方が見応えがありました。

 

 

そして西行桜の森を下りて北上展勝地に向かったのですが、駐車場の2kmも前から渋滞が始まり、駐車場に入るのがいつになるかもわからない位でしたから、渋滞中の車窓から見える範囲の桜を撮影することで北上展勝地は終わりとしました。
新幹線の北上駅からはシャトルバスが出ていましたので、駅前駐車場にハイエースを停めてこれで展勝地に行くということも出来たのですが、この時すでに15時過ぎで、翌日移動しながらリモートすることを考えると、少しでも千葉に向けて引き返しておいた方が良さそうで、ここも来年以降の訪問地として残すこととしました。東北三大桜とうたわれるほどの名所ですから、早朝訪問の一手でしょうね。

 

 

桜旅はこれで終了、あとは帰るだけですが、先日宮城から引き返した時は常磐道を使いましたので、今回は東北道で帰ることに決め、その前に奥州市の温泉施設で早めの入浴だけ済ませて高速に乗り、長者原SAのレストランで夕食を済ませて就寝しました。
翌日は仙台市内へ向かう混雑を警戒して早めに出発、順調に仙台市内をパスして東北道を南下していたのですが、首都圏では東北道が渋滞しそうな雰囲気でしたから急遽予定を変えて、郡山JCTから磐越自動車道に入り、いわきJCTで常磐道に合流して帰宅しました。途中2か所のSA/PAでリモートをこなし、長距離走行でかなり汚れたハイエースを洗ってやって自宅に着いたのは17時でした。

 

桜旅Ⅱは計6日で終わりとなり、桜の名所にも数える程しか行けませんでしたが、たとえ有名どころではなくても、日本中どこの桜も十分満足できるほど美しく、日々楽しませてもらいました。
広い東北を行ったり来たりしましたから走行距離も延び、2,200kmとなりましたから、桜旅Ⅰの3,300kmと合わせて今年の桜旅総計で5,500kmとなりました。
これから来年以降に向けて、ハイエース維持のための財務省折衝が始まります。

 

 

 

 

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